路線バス運行のための新規バス停設置の際には、バス事業者が、バス停の名称と位置、停留所間の距離(キロ数)を示した停留所台国へ申請・届出するようになっています。台帳には、バス停名のほか、位置に関する情報として、「○○町○○番地地先」という文字による情報が付されています。
この、文字による場所に関する情報を、GISの緯度経度データに置き換えることにより、経路検索などのサービスへの提供や停留所情報のデジタル管理が格段にしやすくなります。現行の紙による届出に代えて、マップのシステムを用い、バス停位置や名称を落とし込むことによって、手続きがペーパーレスとなり、手続きの簡素化、迅速化、また、データ保管の簡便化、データの活用などが図られます。
現行では、複数の経路検索サービス事業者が、それぞれにバス停位置等の情報を収集する手間をかけていて、国全体で見ると二重三重の無駄な投資が行われています。「〜番地地先」という位置の表し方は位置情報として曖昧で、極端な例では、東京の経路検索サービス事業者が最後は人力で現地に赴き目視確認するという手間がかかっています。国は、2012年当時のバス停位置情報を国土数値情報として公開していますが、以後、更新されていません(名称などの誤り修正のみ)。マップのシステムを使うことで、停留所台帳の届出とデータの更新が一度にできることになります。
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このアイディアに対するコメント(4)
基本的に賛成ですが、「地先」のジオコーディングを正確に行うことは、現状、プロプライエタリなデータを使ってすら非常に困難です。
ただし、番(ブロック)までのジオコーディングであれば位置参照情報などのデータで可能です。
なので、問題を分解して、以下のようにすることを提案します。
1. 停留所台帳をオープンデータとして、政府が公開する(非常に「荒い」位置情報を付与する)
2. データをもとにして、位置をチェックしたり、正しい位置に移動させることを、民間(企業あるいは非営利組織あるいは個人)で行う。
1の位置精度を向上させる施策のひとつとして、yukie_abeさんが提案されるように、事業者が台帳提出をする際に正しい位置情報を登録させるUI/UXにしておくことは有効だと考えます。
2を政府が実施することはなかなか難しいと考えますので、政府としてはデータ公開までを担うほうがよい気がします。
2017/03/10 15:08投稿
コメントでも頂いている通り、「新たな電子行政の方針についての考え方」とも多くの点で合うアイディアかと思います。貴重なご意見有難うございます。
2017/03/17 15:56投稿
#002 私の拙いアイデアにご意見をありがとうございます。おっしゃるとおり、〜番地地先、をそのまま置き換えることは難しい(うまくいかない)と思います。
一方で、バス停の位置情報をすでに持っている組織があります。路線バスの経路案内サービス事業者さんです。かなりのコストをかけて各社でデータを収集しているので、おいそれと公開、提供は難しいかもしれませんが、今後、新設されるバス停位置情報をオープンにし、自由に利用することができるようにすること(データ収集コストがぐっと下がる)バーターで、なんとかデータ共有したりできないものか、と思っております。
ちなみに当方は、GISに実はあまり明るくありません。まだまだ勉強しなくてはならないことばかりです。ご意見をありがとうございました。
2017/03/30 21:18投稿
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賛成です。手続きの電子化、データ管理の改善、オープンデータの提供など様々なテーマに関わるアイディアであり、社会的ニーズもあると思います。
2017/03/10 00:09投稿