電子政府先進国の一つであるイギリスでは、内閣府のGovernment Digital Service(GDS)という部署を通じ、サービスの高度化やコスト削減等を進めてきました。このような電子政府に関する改革特命チームのような部署を設置してはどうでしょうか。
GDSの成果では、バラバラであった350もの政府ウェブサイトをユーザー目線に立った使いやすいウェブサイト「GOV.UK」に統合・移行したことや、データに基づく業務プロセスの絶え間ない改善活動が注目に値します。
パスポートの新規発行や運転免許証の試験予約、税金の支払い、農家への貸付といった国民に身近な業務のオンライン手続きにかかる時間を計測し、大幅にかかっているものを改善するなどして、ユーザーが簡単に、早く、ストレス無く手続きできるようにし続けています。
GDSのサイトの「Performance」というページでは、さまざまな行政サービス関連のデータが簡単なグラフなどで分かり易く紹介されています。GDSは日々このデータを確認し、異常値が発生した際などに原因を洗い出して、関連省庁の担当部署と手続きを改善します。その際、改善対象はオンライン手続きに限定されてはおらず、必要があれば制度そのものの見直しを議論することもあるそうです。
https://www.gov.uk/performance
https://www.gov.uk/performance/services
https://www.gov.uk/performance/web-traffic
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このアイディアに対するコメント(3)
#001
過去受注した官庁のホームページ作成業務の中では、基本的に必ずアクセス解析は求められました。
ただ、公開されているのは珍しいのではないかと思います。
2017/03/11 10:33投稿
アイディアありがとうございます。ご指摘の通り、イギリスやアメリカ等の電子政府先進国では、デジタル改革を担うイノベーションラボのような組織が整備されています。
電子行政分科会でもこのような組織についての議論が行われましたが、サービス改革を担う専門人材の確保・登用のあり方や、関係省庁との役割分担など、様々な論点があると考えています。引き続き、ご意見を頂けますと幸いです。
2017/03/11 19:06投稿
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Performanceってすごいページですね。こういうのもそうですが、アクセスの解析ってどのくらいやっているのでしょうか?
2017/03/10 23:50投稿