アメリカでは政府が開発したソフトウェアをオープンソースとして公開するCode.govがあります。
Code.govはオバマ政権時の以下の方針に沿ったものです。
政府全体のオープンソース化をねらうホワイトハウス(大統領府)が、ソースコード公開のための一般ポリシーを提案 (TechCrunch)
http://jp.techcrunch.co...gencies-go-open-source/
Code.govの意義として、以下の点が挙げられています。
(1) 連邦政府機関がカスタムソフトウェアの重複購入を避ける
(2) イノベーションと組織の枠を越えるコラボレーションを促進するのに役立つ
(3) 政府内外の優秀な人材が協力して、連邦政府のコードの信頼性と有効性を確保できる
米政府のオープンソースソフトウェアを1カ所に--「Code.gov」が公開
https://japan.zdnet.com/article/35091700/
IT投資に関する課題は、アメリカも日本も多少の差異はありますが、同様の構造だと考えています。
ソースコードを公開するプラットフォームにはGitHubなど無料のサービスが普及しており
それを利用することが妥当です。
Code.govは実質的には政府各機関のGitHubリポジトリへのリンク集であり
Code.gov自体のシステム構築コストは大きくはないと考えられます。
IT投資の効率化は難しい課題ですが、政府における全体最適を図る方策として
Code.govを日本でも進めるCode.go.jpは有効であると考えています。
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このアイディアに対するコメント(3)
#001 コメントくださり、ありがとうございます。
GitHubなどのプラットフォームの利用は、今後はさらに重要になってきそうですね。
「官製GitHub」を目指したところで、GitHubの改悪版をベンダーが開発、粛々と運用して
ある程度の運用期間の後にサービスをクローズするのは、避けたいところです。
ご指摘のように、公的機関のコードレポジトリ開設も並行して推進することが重要だと思います。
発想の転換も必要で、いくつかのパイロットプロジェクトを選定して
コードを公開することに対する合意形成を図るステップもあるかもしれません。
2017/03/29 17:29投稿
日本をよくするために同一のソースコードを出入りのベンダーが一緒に編集していくような未来が来ればいいと思います。
同一目的の再開発をすべて撲滅したいです。
2017/03/31 01:10投稿
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- 賛成: kaorumoritominarimasanorkmshoujiMAyzmtzwyo-koujikozakiYoshikazuKashiwazakiyukie_abetigersun2000
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主旨に賛同します。
一点、昨年のアイデアボックスにも投稿したのですが、日本の公的機関の GitHub 利用は(国土地理院のような例外を除けば)まだまだ途上だと考えています。
https://ideabox2016.openlabs.go.jp/ja/idea/00031/
特に GitHub にこだわるつもりはないのですが、「和製GitHub」「官製GitHub」といったものを独自に立ち上げるよりは既存の GitHub の資産(プラットフォーム/ユーザ)を活用する方向が好ましいと思っています。
code.go.jp の立ち上げと公的機関のコードレポジトリ開設、両輪で推進していくとよいと考えます。
2017/03/29 16:54投稿